
男性と女性では、考えや気持ちの伝え方が異なります。
「どういう意図でそれをしているのか」が理解できないと、言葉通りに受け取ってしまったり、仕草や行動で表そうとして相手とすれ違ってしまいます。
ここでは、相手の発する「意図」を掴んで、円滑にパートナーとコミュニケーションをとる方法を紹介していきます。
男女の愛情の違い
男性の場合
態度を重視する男性
男性は基本的に、自分の感情を人と共有したがりません。
その代わりに、行動で自分の思いや考えを表そうとします。したがって、言葉で愛情表現をしてもあまり効果が期待できません。
❌ 愛情表現での男性のNGワード
「好き」「愛してる」といった王道の愛情表現は言ってしまいがちですが、むしろ「重い」と感じがちです。
男性は感情の共有よりも、「自分が役立っていること」を感じるとやる気が出たり、相手にもそれを返してあげようと思う性質があります。
「ありがとう」「助かってるよ」など、相手がした行動に対する「感謝の言葉」を積極的に言うと、自分がしたことへの価値が感じられます。成果への報酬(感謝、自分が役立っているという実感)が必要なのです。
女性の場合
言葉を重視する女性
女性はコミュニケーションをたくさんとることによって、人との交流を深めます。
パートナーからかけられる言葉から愛情を汲み、それを相手の感情だと認識します。
❌ 愛情表現での女性のNGワード
女性は、感情の共有を目的としたコミュニケーションをとりたがります。したがって、「じゃあこうすれば?」などと感情の共有をすっ飛ばし、「結論や解決に急ぐ」と嫌がられる傾向にあります。
解決や結論はひとまず置いておいて、「大変だね」「しんどいね」などと相手の「感情に寄り添う言葉」をかけると良いでしょう。
例文(男女の「愛情」表現について)
女性に対しての男性の対応

今日仕事で、こんな嫌なことがあって
そっか、大変だったね。いつもしんどいよね

「どんな状況なの?〇〇なら、××したら?」などと解決策や結論に急ぐのはNGです。この時の女性の気持ちに寄り添ってあげると良いでしょう。
男性に対しての女性の対応

仕事が忙しくて、今月は会えそうにない。でも来月なら会えそう
残念だけど来月会えるのなら嬉しい。大変な中時間作ってくれて、いつもありがとう

「どうして会えないの?来月なんて待てないよ。好きだからこそ会いたいのに」などと相手の提案を認めずに、批難ばかりするのはNGです。
男性は「自分はこの女性の役に立てないんだ」と自信を無くしていきます。また一方的に「好きだからこそ頻繁に会うべきだ」という主張も重く感じてしまいます。
まとめ
このように、女性への愛情表現は感情の共有(感情を返してあげる)をすること、男性への感情表現は成果への報酬(感謝)をすると良いでしょう。
一概に男性の場合はこう、女性の場合はこうとは言えませんが、この逆ばかりをしていると恋愛はうまく行きません。男女の性質をよく理解し、上手く活用していくことが大切です。