
甘えと聞くと皆さんはどのようなイメージを持ちますか?
「ネガティブ」「あざとい」「可愛い」など人によって捉え方が変わってくると思います。
この記事では、男女の甘えの違いについて紹介します。
男女の甘えの違い
男性の場合
男性の場合の「甘え」は楽をしたいなどといった逃げです。
仕事に対してプライドの高い男性の甘えは、「目の前の物事から逃げたい」「楽をしたい」などといったどちらかというとマイナス要素の大きいもの。
気を許した人の前で、男性の甘えは発動することが多いでしょう。
❌ 男性の場合のNGワード
「もっとしっかりしなさい。」「そんなことを言っていたらダメでしょ。」などと男性の甘えを完全に否定してしまうことは避けましょう。
もともと働いていない男性が「働きたくない」などと言っている場合は別ですが、
しっかりと外で仕事をしている男性が甘えられるのは家庭の中だけです。
職場では言えない愚痴を甘えとして妻に相談している可能性もあるため話を聞くことが大切です。
女性の場合
女性の場合の「甘え」は立場上強い相手に対して使う武器のようなものです。
社会人になりたての頃など、若い時には甘えを使いやすい立場にあります。
また、家庭においてもなにか手伝ってほしい、助けて欲しいといった場合に甘えは発動します。
❌ 女性の場合のNGワード
「大丈夫だよ」「心配いらないよ」など女性の甘えをさらっと受け流してしまうと場合によってはそこから喧嘩に発展することがあるかもしれません。
女性の場合の甘えは本当に助けて欲しいといったニュアンスを含んでいることがあります。
それに気づかずに適当な返事をしてしまうと「この人は助けてくれない。」「頼りにならない」と思われてしまうため、女性の心情を読み解くことが大切です。
例文(男女の甘え違いについて)
男性に対しての女性の対応

今日の仕事も疲れたな。もう仕事辞めたいよ。
最近忙しそうだね。大丈夫?

この場合の「仕事を辞めたい」は妻にだからこそ言える甘えです。
本当に仕事を辞めたいと思っている場合もありますが、「仕事でこんな大変なことがあったから話を聞いてほしい」といった相談のニュアンスで言っていることもあります。
外では気を張って働いている男性だからこそ、家では甘えたいと思っています。
女性に対しての男性の対応

家の掃除やって欲しいなあ
いいよ。掃除するね。

この場合「掃除やって欲しいなあ」は、他のことが忙しくて掃除ができないから助けてといったSOSが含まれている甘えです。
これで男性が「無理。掃除くらい自分でやってよ。」なんて言うと喧嘩のもとになるため、真摯に女性の甘えを受け止めてあげましょう。
また、プライドの高い女性はなかなか甘えることができず、一人で色々と抱え込んでしまっていることが多いです。それに気づいて助けてあげると「頼れる男性」という好印象を持たれるでしょう。
まとめ
男性の甘えは逃げを含むネガティブなもの、女性の甘えは助けてほしいといったニュアンスが含まれているものです。
男性も女性もうまく甘えられる人とそうでない人はいると思いますが、甘えの裏には「相談を聞いてほしい」「助けてほしい」といった感情が含まれているのかもしれません。